CloudNative Days Winter 2025
CFP
CfP内容
プロフィール
10年のコンビニバイト期間を経て、IT業界に飛び込む。 1社目で開発に関わったシステムがきっかけで、クラウドに興味を持つように。 もっとクラウドがやりたくて、フェンリル株式会社に転職。クラウドエンジニアとして、インフラの設計・開発・構築業務を実施。 現在は部署異動して、SaaSのインフラエンジニアとして業務にあたる。 また、趣味で女装を嗜んでおり、sakai-nakoというハンドルネームでも活動している。
スライド
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タイトル
成長期のSaaSを支えるインフラ ~Terragrunt以上、Kubernetes未満の世界から見える風景~
内容
急成長するヘッドレスCMSのインフラ開発。私がジョインした2024年7月、そこにはIaCで管理されたリソースは存在しませんでした。 本セッションでは、ゼロからTerraform/Terragruntを用いてGoogle CloudやFastlyのインフラをコード化し、プロダクトの成長を支えてきた道のりをお話しします。
最近では、リモートMCPサーバのテクニカルプレビューを開始するなど、さらに成長も加速しています。 このような状況で、「Kubernetesやマイクロサービス化にまだ着手できていない…」という焦りを感じることも多いです。
しかし、その悩みは本当に今、向き合うべき課題でしょうか?
「Terragrunt以上、Kubernetes未満」という世界は、決して停滞ではなく、Cloud Nativeの世界での確かな一歩。 わたしたちのIaCの実践が、いかにして将来のスケールに繋がり、チームやコミュニティと共に成長していく未来を実現できるのか。その可能性を探っていきたいと思います。
セッション概要(495字)
急成長するヘッドレスCMSのインフラ開発。私がジョインした半年前、そこにはIaCで管理されたリソースは存在しませんでした。本セッションでは、ゼロからTerraform/Terragruntを用いてGoogle CloudやFastlyのインフラをコード化し、プロダクトの成長を支えてきた実践的な道のりをお話しします。
プロダクトは、リモートMCPサーバのテクニカルプレビューを開始するなど日々成長を加速させています。このような状況で、「Kubernetesやマイクロサービス化にまだ着手できていない…」という焦りを感じるエンジニアは少なくないでしょう。しかし、その悩みは本当に今、向き合うべき課題でしょうか?
本発表では、プロダクトのフェーズを冷静に見極め、開発速度を維持するためにインフラの優先順位をどう判断してきたか、その試行錯誤の過程を共有します。「Terragrunt以上、Kubernetes未満」という世界は、決して停滞ではなく、Cloud Nativeへの確かな一歩です。地に足をつけたIaCの実践が、いかにして将来のスケールに繋がり、チームと共に成長していく「Scaling Together」を実現するのか。その実例と学びをお伝えします。
対象者と得られること
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こんな人におすすめ
- 成長期のプロダクトやスタートアップでインフラを担当している方
- IaCの導入・運用を始めたが、次のステップに悩んでいるSRE・プラットフォームエンジニア
- 理想的なCloud Nativeアーキテクチャと、現実の開発のバランスに悩む方
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このセッションで得られること
- プロダクトのフェーズに合わせた、現実的なインフラ技術選定の考え方
- 開発スピードを落とさずにIaC化を進めるための具体的なノウハウ
- 「Kubernetes未満」の構成から、将来のCloud Nativeな世界へ繋げるための戦略的アプローチ
- 同じ悩みを持つ仲間がいるという共感と、自信を持って今の業務に取り組むためのヒント